世界経済あれこれ( `・ω・´)5
原油価格は1880年代末になっていよいよ1バーレル=1ドルを大きく割り込み、石油生産者は非常な危機感を持つようになりました。
需要動向や在庫水準を見ないで生産を続けたのでは、共倒れになると考えたのです。
そうしたところに、原油価格回復にリーダーシップを発揮しようという人物が現れました。
スタンダード石油を経営していたジョン・ロックフェラーです。
彼は取引所での原油価格は実態にそぐわないと主張し、「原油の買い取り価格はスタンダード石油が決める」と宣言した。
通常であれば、極めてこうまんに聞こえるこの言葉も当時の石油生産者には福音に聞こえました。
スタンダード石油の提示する買い取り額が取引所での売り渡し価格よりはるかに高かったからです。
また、ロックフェラーの宣言には実力の裏づけがありました。