世界経済あれこれ( `・ω・´)1
原油の市況商品化
70年代が2度の石油危機による原油価格高騰の時代だったとすれば、80年代は原油価格下落・低迷の時代と言っていいでしょう。
特にこの2、3年は原油市況の軟化が際立っています。
第二次石油危機直後の高い原油に慣れた目からすると、最近の原油価格は割安との印象があるし、かつて日本をはじめとする石油消費国を恐れさせたOPEC(石油輸出国機構)も団結力が落ちて迫力がなくなったようにも感じられます。
「原油に関しての心配はもういらない」と、考える人も多い。
しかし、楽観は禁物です。
1973年10月に第一次石油危機が勃発するまで誰も原油価格が数カ月のうちに五倍になるなどとは考えませんでした。
また、78年初め、イランの地方都市でホメイニ師擁護のデモが発生した時、それがイランのパーレビ王朝を倒し、原油価格を一バーレル"30ドル以上に引き上げるきっかけになると予想した人も世界に一人としていませんでした。